ホッと一息 しませんか

▼ 第105話 「防潮堤」   

東日本大震災による被害を受け、甚大な津波被害が想定される南海トラフ巨大地震に備え、2012年6月に静岡県・浜松市・一条工務店が、寄付金を原資に浜名湖今切口から天竜川河口までの17.5キロメートルにかけ、県が防潮堤を整備することに合意し、2013年に着工、天竜区二俣の阿蔵山と北区引佐町の山から運ばれた土砂とセメントを混ぜて作られ、2020年3月に7年がかりで完成しました。この防潮堤はマグニチュード9.0の巨大地震にも耐えられる台形状の構造で、高さは13-15メートル、幅は50-60メートル。。県が馬込川河口に建設する水門と合わせ、宅地の浸水予想面積を8割、浸水深2メートル以上の区域を98パーセント減らせるそうです。しかし、これがあるからもう安心、というわけではありません。
この遠州灘防潮堤には、無料駐車場(浜松市舞阪表浜東駐車場)が整備されており、階段から防潮堤の上に上がることができます。また、遊歩道のように舗装されているので、散歩やジョギング、自転車走行も可能です。ぜひ一度見学がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

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