ホッと一息 しませんか

▼ 第56話 「私の相棒 その3」   

今回は私と相棒の消ちゃん(腹話術の人形)との会話、第三弾です。

A:私 B:消ちゃん

A:消ちゃん。俳句って知ってる?
B:金槌トントン
A: それは大工。5・7・5で言葉を繋ぐんだ。
   「春が来た 桜の花が きれいだな」ってね
B:簡単だ。「春が来た 夏が過ぎたら 秋が来た」
A:まあ、そういう風にやるんだよ。
   「朝顔に 釣瓶とられて もらい水」
B:「朝顔を 洗うは年に 2.3回」
A:顔を洗うのが年に2.3回? 汚いね。次は、初雪で。
B:「初雪や これが砂糖なら 大儲け」
A:日本国中、糖尿病になっちゃうよ。よし、次は椿の花。
B:「タンよりは 少しきれいな つばきかな」
A:タン? 口の中の痰の事?汚いね。 次はくちなしの花。
B:「くちなしや 鼻から下は すぐに顎」
A:鼻から下がすぐに顎?
B:そう。でも、困ったことがある。 飯が食えない~
A:ところで消ちゃん。「五月の雨」で何と読むか知ってる?
B:「五月雨」?? 知らない
A:「さみだれ」っていうんだよ。
B:じゃあ、「五月のハエ」と書いて何と読むか知ってる?
A:「五月蠅」?? 知らない。
B:「うるさい」っていうんだよ。
A:良く知ってるね。 じゃあ、五月雨でやってみよう。
B:「みみだれを …」
A:「みみだれ」??何それ?
B:「三月の雨」
A:三月の雨が「耳だれ」??
B:四月は「よだれ」
A:汚いね。 じゃあ最後に有名な俳句を。
   「古池や 蛙跳び込む 水の音」
B:出来た!!「古い毛を 集めて作る カツラかな」 薄くなってきたなあ。
A:もういい、俳句はやめた!

消ちゃんと二人、楽しい会話をお届けにあちらこちら、訪問を続けています。


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