人生 あ・ら・か・る・と 年齢を重ねてきた今、昔から大切にしていた記録、メモ、本、レコード、などから、これまでの人生を振り返るエッセイのコーナー「人生あ・ら・か・る・と」です。 掲載は月1回1日。筆者は4部のKOさんです。どんな話題が出てくるか、お楽しみください。 2025/11/02 第16回 音楽がいつも傍らに その2 当時、欧米映画のサウンドトラック(挿入曲)が、映画と共にヒットした。 例えば、「太陽がいっぱい」(仏)、「鉄道員」(伊)、「エデンの東」(米)、「禁じられた遊び」(仏)、「日曜日はだめよ」(米)、「昼下がりの情事」(米)等々。 「世界ポピュラー音楽全集」はアメリカでヒット中のポピュラーソング、カントリー&ウエスタン(現在はカントリーと表現)、ジャズ、ハワイアン等。 其の他、タンゴ(アルゼンチン)、ルンバ、マンボ(キューバ)、シャンソン(フランス)。 バッハ、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト等のクラシック、色々なジャンルの音楽を聴いた。 その頃は、外国から入って来る音楽は全て「ジャズ」と表現していた。当時活躍していた、淡谷のり子、雪村いづみ、ペギー葉山、芦野宏、越路吹雪、ダークダックス、ボニージャックス、デユークエイセス、武井義明、旗照夫、薗田憲一とデキシーキングス、鈴木章治とリズムエース等をレコードプレーヤーで聴いていくうちに、どうも音に物足りなさを感ずるようになってきた。 そうこうするうちに、ステレオセットなる物が電気メーカーから発売され始めた。これは3点セットになっており、左右にスピーカー、中央にアンプ、チューナー、レコードプレーヤーを配置したもので、何とか日本コロンビア製のステレオ3点セットを購入した。 早速聴いてみると、やはり音が良い、音の広がり、音の奥深さが全く違う。 最初はソノシート盤でいたが、ステレオに対応したものではない事が判った。 これは、レコード盤を買うしかないと思った。 当時レコード盤を本格的に取り扱っている店は鍛治町の「ヤマハ」(現存)しかなかった。それから、休日にはレコード盤購入のため、何年も通うことに。 当時、音楽情報を得る手段はそれしかなかった。 ~続きは 来月12月1日になります。~ 次回からは音楽ジャンル別に書こうと思います。 和合町在住K・O 記事一覧を見る