人生 あ・ら・か・る・と 年齢を重ねてきた今、昔から大切にしていた記録、メモ、本、レコード、などから、これまでの人生を振り返るエッセイのコーナー「人生あ・ら・か・る・と」です。 掲載は月1回1日。筆者は4部のKOさんです。どんな話題が出てくるか、お楽しみください。 2026/01/01 第18回 音楽がいつも傍らに 「フォークソング」 前編 或る時、ラジオから、美しい女性の歌声が聞こえてきた。 かつて耳にしたことのない、神秘的で、崇高な歌声である。 後で知ったが、アメリカのフォークソング歌手、ジョーン・バエズ(1941~)だった。曲名は「We Shall Overcome」(勝利を我らに)で、公民権運動のバイブルソング。簡単に云えば、デモ行進をするときに必ず歌われる曲。(今も歌われている) これが、私とアメリカのフォークソングとの接点となり、早速ヤマハで「ジョーン・バエズ・ゴールデンアルバム」(30cmLP、14曲収録、1966年、キングレコード発売、2000円)を購入。曲目は「ドンナ・ドンナ」「花はどこへ行った」「朝日の当たる家」「リパブリック賛歌」「雨をよごしたのは誰」等々。 アメリカのフォークソングは、1940年代、ピート・シーガー、ウディ・ガースリー達のフォークグループのオールマナック・シンガーズがフォークソングリバイバル(民謡復興運動)で、全米各地でコンサートをして、各地のフォークソングを集めてゆき、1950年代にウィヴァーズ(男性7人、女性1名)等に引き継がれ、1950年末にウィヴァーズに影響されたキングストン・トリオの「花はどこへいったの」のミリオンヒットをきっかけに、都会の学生を中心にブームと化し、アメリカン・ポップスを凌駕する勢いで、結果的には世界のポップマーケットを制覇した。(ミュージックマガジン増刊、ミュージック・ガイドブックに依る) 其の後、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、PPM、ブラザーズ・フォア等に引き継がれた。 後編に続く(1月2日) 記事一覧を見る