●防災ニュース 「第14回 危険から身を守るための正しい判断」 07/10 2023 皆さんは計画したことを天候悪化などで変更、中止などを考え、迷った経験があると思います。私も、何度となく迷ってきました。また、その判断を誤った経験のある方もいらっしゃると思います。私は、判断を誤って死にそうになったことがあります。 30年ほど前、私は父親と趣味で小さなヨットを浜名湖で楽しんでいました。 ある時、台風が通過して、少しは風が強いものの晴れていて問題がないと思い、ヨットで岸から2キロほど沖に出たときに、今切口から入るうねりに出くわしました。大きなうねりでしたので、危ないと判断し、引き返すことにしました。(うねりは波とは違い、岸からは見えません)うねりに逆らうと危険だと思い、うねりに乗ってヨットの方向を変えようとしました。この判断が間違っていたため、舵がきかなくなり転覆し、30分以上漂流した後、他の船に助けられました。30分も水につかっていると身体は冷え、筋肉が硬直してきて、水死するかもと思いました。そして、止める勇気をもっていなかったことに気づかされました。 ちなみに、海水温は季節の2か月遅れで変化します。つまり8月の暑い時期には、まだ海水は温まりきっておらず、10月に海水温が最高となります。 夏のレジャーのシーズンとなります。海や山にお出かけの方も多いかと思います。 お出かけの際は気象情報をしっかり確認し、また、出かけた最中も、危険がないかを確認し、身を守るようにしましょう。 そして、心配を感じるときは止める勇気をもって事故を未然に防いでいただきたいとおもいます。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る