●防災ニュース 「第15回 発災時を想定することの大切さ」 08/10 2023 皆さんは9月1日がどのような日かご記憶でしょうか? 1923年9月1日に関東を襲った関東大震災が起こった日です。今からちょうど100年前に起きた大規模な地震。死者、行方不明者を合わせて10万5000人ともいわれています。 皆さんは大きな地震が来た時に身を守る方法をたくさん訓練してきたと思います。しかし、いつも家の中で地震に遭遇するとは限りません。 いろいろな場所で遭遇する可能性があります。 今、小学校では児童とその家族で地震が起きたらどうするかというテーマのプリントが配布され、いろんな場面を想定し家族で話し合い、それを学校側に提出するという取り組みが行われています。こうすることで、学校側が、家庭ごとの行動を把握できるようにという仕組みです。私も、子どもが小学生の時、家族で話し合い「このようになったら学校で待機する」などを書き込んだプリントを学校に提出しました。 発災時を想定し、家族で話し合うことはとても大切なことです。学校からプリントが来たからということではなく、皆さんも考え話し合ってみてください。 地震に遭遇したとき、無理やり自宅に戻ることで大きなリスクを抱えるならば、どこかに留まることを想定して話し合っておくことで、リスクを下げることができます。(夜間は周囲が見えないのでいつも通っていた道が、住宅などの倒壊で通れなくなっていることに気づかない。また、どこに居るのかわからない家族を探しに行くことは危険です) ひとりひとりが、発災時を想定して、行動をあらかじめ決めておくことは、自らの安全、安心だけでなく、家族の安全、安心に繋がります。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る