●防災ニュース 「第16回 東日本大震災の体験から思うこと」 09/10 2023 関東大震災から100年ということで、報道でも特集を組んでいましたが、皆さんは視聴されましたか?NHKでは、以前放映した、南海東南海地震のドラマの再放送がありました。そのドラマの最後に「支援には限界があるのも確かです。」という言葉がありました。 東日本大震災の時には、いろんな場面で「想定外」という言葉で片付けようとされていると私は感じてしまいました。確かに、想定していたより大きな災害となりましたが、南海東南海地震は、東日本大震災を超える被害想定がされているにもかかわらず、自治体の追加支援策は聞こえてきません。 では、私たちは実際に災害が起こった後、どのように過ごせばいいのでしょうか。 私が、東日本大震災で経験したのは、緊急物資が届くには、道路、鉄道が使えることが大前提になっていたと感じました。 被災した人が必要としているものは、被災直後から三日程度と、それ以降では変化していきました。 震災直後に停電して、電気の復旧には約2日半。ガソリンは震災後2か月、購入制限がありました。 長い期間、品薄だったものに、乾電池がありました。家庭では、乾電池を必要とする家電が結構な数あります。テレビ、エアコンなどのリモコンは乾電池がないと動きません。私が東日本大震災の時に乾電池が買えないことを知った豊橋の友人がたくさん買って送ってくれ不自由な期間は短期間で済みましたが、宅配の混乱もあり、発送から受け取りまでに約1週間かかりました。 行政や報道機関でも頻繁に呼びかけていますが、乾電池やカセットコンロのボンベなどは、長期にわたって入手困難になるでしょう。皆さんも食品の備蓄は3日程度されていると思いますが、乾電池、カセットコンロのボンベ、トイレットペーパーなど、使い切ってしまうと生活に困るものについては、ストックしておくことをお勧めします。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る