災害時に最も必要になって来るのが情報です。
東日本大震災の発生直後。電力供給が遮断され、私の家族は暗い部屋で寒さをしのぎ、布団に入っていました。津波が押し寄せて大変なことになっていることも知らずに…。
情報は、自分の身を守ったり、今後の見通しを知ったりするためにとても大切です。
情報機器の発達によりフェイク画像なども簡単に作ることができる時代になってきました。何が本当で何が嘘なのかを判断するのが難しく、ましてや災害時の混乱状態で、何を信じて災害と向き合えばいいのかと、考えてしまいます。
100年前の関東大震災の時でさえ、飲み水に毒が入れられたとか、外国人が町に火をつけて回っているなどいうデマが拡散し、罪のない外国人が疑われ、たくさんの犠牲者が出たそうです。
正しい情報を正しく伝え、正しく受け取ることで、災害時の安心安全につながっていけます。
① 他人に情報を伝えるときは、情報源も一緒に伝える
「浜松市からの情報です」「○○さんから、××時に聞いた情報です」
② 自分が間違った情報を伝えないように気を付ける
根拠のないうわさは、他人に伝えない
③ 組織運営から情報を皆さんに伝えるときは、情報の整理と優先順位をつける。
例えば、行政からの情報は最高の信頼度、自治会独自の情報は次順位、一般の人たちから与えられた情報、うわさは最下位にするなど情報の仕分けを行ったあとで、正しい情報のみを正確に伝える。