●防災ニュース 第19回 「災害について、話をしましょう」 12/10 2023 みなさん、大規模地震が起きて一番被害が大きいと言われているのがいつなのかご存じでしょうか?それは冬の午後6時と想定されています。これは、日没後で気温が下がるため、暖房を使うこと、夕食の支度で火を使うこと、それぞれが学校や会社から移動を始める時間であることなど、様々な活動が同時に起こる時刻だからです。この時間に大きな地震が来たとして、皆さんのご家族はどこに居るでしょうか?私の家は4人家族ですが、それぞれが違う場所にいることが確実です。ですから、それぞれがどのような行動をとるのかを日ごろから話し合っています。冬の6時ですから、日没後で暗い中、何が何でも家に帰るということは、自分を危険に晒すことになりかねません。 東日本大震災では携帯電話の基地局が停電により停波したため、連絡が取れない状況になったことから、その後、基地局に発電機や蓄電池が備えられたそうです。しかし、基地局が生きていても、電話が殺到すれば繋がりにくいどころか、使えなくなってしまう可能性があります。東日本大震災の時には「想定外」という言葉が頻繁に使われました。 自然災害が人間の考える範囲で起こるなんて言うこと自体、馬鹿げています。 ですから、日ごろから災害についての話を家族で、また職場ですることが大切です。自分がいざという時、どう行動すべきかを考えておくだけでも被害を最小限にとどめることができます。お子さんだけが家にいるときに地震が来た時には、誰を頼っていくのか。誰に助けてもらうのかだけでも決めておくと本人も家族も安心です。また、日頃から近所の方と仲良くしておくことが大切です。災害発生時に出勤される職業のかたもいらっしゃいます。 そのような状況をご近所さんに伝えておくことも大切です。 家族や近所の方々と災害時の行動について、話をしましょう。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る