●防災ニュース 「大人のための防災教室」:2部~災害を生き抜くために~ 01/24 2024 1月21日に開催された「大人のための防災教室」の2部、元自衛官で自主防災隊員の杉浦芳朗さんの講義の内容を本日は掲載します。 「大人のための防災教室」2部~災害を生き抜くために~ ①地震に備えて ・家族の意識統一を行っておく。普段から家族で行動を話し合う。 ・家族がばらばらの時間帯にどうするか(移動距離、時間(昼か夜か)を考えて避難場所を決めておく) ・どこで会えるか、あらかじめ決めておく(携帯電話はあてにならない) ・隣人と良好な関係を。(近所に頼れる人がいるか。気にかけてあげる人はいないか) ・防災グッズ、非常持ち出し品はすぐに持ち出せる場所に(押し入れはダメ) ②避難時…避難するメリット、デメリットを考えて避難するかしないかを判断する。 ・最初は身の安全が優先。命を守ることが一番。 ・避難時は安全な靴を履く(がれきや釘などを踏む危険性) ・倒壊した太陽光発電は危険。(触らない) ・車の移動は極力避ける(道の状態がわからない) ・食糧は持って避難(避難所に行ってもすぐには届かない) ➂被災後の生活 ・ごみはできるだけ出さない(回収に来てくれない) ・発災後自宅にいる場合は、すぐに水をお風呂や鍋にためましょう(すぐなら出る) ・停電時は火の気に注意(ストーブや、カセットコンロなど) ・デマ、うわさに注意(正しい情報を入手しましょう) ・悪徳商法に注意しましょう ・給水タンクを運ぶのはとても大変(キャスターがあると良い) ・時間経過とともに必要なものは変化します ・物資がとどくのは4日後くらいから。 ・お店が開いても停電中は、現金しか使えない ・お店の中は、みんなが欲しいものからなくなっていきます。 ・ガソリンを入れるのに何時間も列に並ぶということが起こります ・停電時、夜は、真っ暗です(皆さんが経験したことのない闇夜です) ・みんなが我慢をする生活が続きます。 ・大地震の際は、余震に備えて、靴を枕元に置き、避難できる服を着たまま寝ましょう ➃状況が落ち着いたら2次避難を考えましょう 想定されている南海トラフ地震が起こった場合は、とても広域で大きな災害が起こります。おそらく物資の供給は能登の今回の災害以上に時間がかかるかもしれません。 住民の数も被災者の数もずっと大きなものとなり、混乱が起こることが考えられます。 あらかじめ、離れた場所に住んでいる友人宅や、実家など、また、ホテルなどへの2次避難場所も考えておくことも必要かもしれません。 当日の様子は、1月23日の中日新聞に掲載されました。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る