●防災ニュース 「大雨の避難について」 10/10 2024 10月5日は、和合町秋祭りの日でした。 秋祭りも佳境に入った5時半頃から雨が降り始め、あっという間に警報級の大雨となりました。この時、お祭りの会場におられ、雨の中を急いで自宅まで戻られた方もたくさんおられたでしょう。主催、共催の自治会、各種団体のスタッフは、秋祭りの中止の指示をテントの中で待ちました。私自身、大雨や洪水の警報が出たとき、いつもはガラス越しの家の中から、外を眺め、大丈夫かな?というのが今までの経験でしたが、今回は、屋外のテントの下で、すごい雨を経験しました。警報級の雨が降り、どんどんひどくなっていく中、皆さん言葉数が減ってきました。このような圧迫感のある雨は人を不安に導きます。あたりはどんどん暗くなり、馬生会館の駐車場は水貯まりどころか、全部が水に埋もれたような状態になり、馬生会館に向かう坂道は滝のように水が流れていました。 ようやく、自治会のスタッフさんが大雨の中カッパを着て、自治会長からの中止の伝令を伝えに来てくれました。雨の降り続く状態の中、各ブースのスタッフさん達は、みんなで片付けを行ってくれました。交通整理スタッフさん達も、時間いっぱいまで、びしょびしょになりながら任務を果たしてくださっていました。 ある程度の片付けが終わり、テントの中でしばらく待機しましたが、一向に雨が止む気配もない中、待っていても止みそうにないという事で、一組、二組と、車で家族にお迎えを依頼した人、一緒にのせてもらう人が帰っていく一方で、お迎えを頼む人もない、また自転車できているという方、近くだけれど傘を持ってないという方、老人車を押しながらカッパを着て帰るという方、それぞれ大雨の中、自宅へと帰っていきました。 後日その方々にお話を伺いました。 道が川のようになっていて本当に怖かった。路肩(側溝)がどこかわからなくて、怖くて、道のまん中を歩いて帰ったよ。棒を持って水の高さを確認しながら避難しなさいと言われるけれど、本当にそうだなと感じた。など生の声を伺いました。本当に事故が無くてよかったなと思いました。車で帰られた方も、前が見えないくらいの雨で怖かった、とのことでした。 豪雨時の避難について ① 水位が低くても、水量があり、水が流れて、勢いがあると動けなくなることがあります ② できるだけ明るいうちの避難を心がけましょう(あらかじめ予等でわかっているとき) ③ 棒や傘を使い、側溝やマンホールにはまらないように注意しましょう ④ 1人での避難は危険です。できるだけ複数人で。 ⑤ 靴は、長靴ではなく底の厚いスニーカーがおすすめです 自分は大丈夫と思っていても、今回のように、突然豪雨に見舞われ、危険と隣り合わせになることがあります。災害というのはそういうものです。 これを教訓に防災について、もう一度考え、ご家族でお話をしていただければと思います。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る