●防災ニュース 1/25(土)第2回防災委員研修会が開催されました。 01/29 2025 1月25日(土)13時30分~15時30分アクトシティ中ホールに浜松市自主防災隊連合会主催の令和6年度第2回防災研修会が開催され和合町自主防災隊から本部役員3名が参加いたしました。 1・避難所運営の基礎知識…浜松市危機管理課職員による講義 内容: 避難所の運営は、発災当初は自主防災隊、施設管理者、地区防災班員の連携だが、だんだんと、避難者による自主運営のための避難所運営委員会に移行。市では、避難所運営マニュアルを作成しており、それを学び、訓練を重ねることで、災害に備えることが大切である。 2・能登半島地震から学ぶ被災地の現実…珠洲市職員 奥佐 千恵氏による講演 内容: 令和6年元旦に起こった最大震度7の能登半島地震、令和7年1月14日時点で直接死が228名、災害関連死が270名。今も多数の避難所が開設されている。 避難所で起こった実際の出来事 1日目…集まった避難者の中で有志医療関係者、消防団員、公民館長、自主防災隊組織が自主的に活動。停電により、防災無線無し、通信障害によりLINEなどは使用不可。情報発信、取得は不可。 2日目…避難所にいる避難者が自主的に行動を始める(自宅から食料、灯油を集め炊き出しをおこなう。避難所周辺の危険場所への対応)情報、公的機関からの支援は一切なし。 3日目…48時間経過してもDMATも救助も支援も来ない。避難者のストレスがたまり、高齢者、要介護者等の体調の悪化、避難所が不衛生になって来る。避難者同士が支え合う避難所としての限界を感じる 4日目…今ある資源(人材、組織)で自主支援組織を立ち上げ、可能な支援策、対応策を模索。本格的な外部支援は無し 5日目…行政職員(県外自治体)が常駐支援で配置され、自衛隊による水、食料支援が増え始める 問題点 ニーズを届けないと支援が始まらない仕組みの中で、今回に地震では、的確なニーズが行政に届けられなかった。ガイドラインはあるものの、実際の現状とかけ離れた対応と支援しか来ない中での現場だった。 災害が起こった時にどうするか ・自分の身を守る→周りの人と助け合う(工夫、連携)→ ニーズを伝える 災害後の命を守るために ・先ずは自助・互助(公助はすぐには動かない)→のちに公助に繋ぐ ・地域の人、様々な職種の人と共に学び、顔が見える関係性を平時から作る ・ニーズを正確に把握し、繋ぐ(どこに、誰に連絡、相談。優先順位は?) 社会の脆弱性を減らすことが防災・減災に繋がることになる!! 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る