●防災ニュース 3/9(日)防災講演会「生きていれば大丈夫~震災から14年の今、想いを語り継ぐ~」が開催されました。 03/12 2025 3月9日(日)10時~12時30分 浜松市福祉交流センター4階ホールにて浜松市防災学習センタ―主催の講座「生きていれば大丈夫~震災から14年の今、想いを語り継ぐ~」が開催されました。受講者は120名。 講師は、東日本大震災発生時、迅速に高台に避難し、津波から生き延びることができた「釜石の奇跡」として有名な、釜石東中学で当時1年生だった紺野堅太氏、3年生だった菊池のどか氏、そして教員として働いていた糸日谷美奈子氏の3名。 釜石東中学はこの地震の前から防災教育に真剣にとりくんでいた学校で、よく言われる「津波てんでんこ」という言葉も、子供の頃から十分に理解し、身に付いていた地域だったようです。このような、徹底した防災教育が功を奏して、たくさんの人が津波から逃れることができたわけですが、実際、津波が押し寄せ、犠牲になった方も多くおられ、町も跡形もなくなって流されてしまったそうです。高台に避難したこと、体育館の避難所での様子、両親に合えたのは2日後、それまでの不安と絶望の気持ちなどを赤裸々に話してくださいました。 命がどんなに大切か。助かった命を大事に思い、自分がどうやって生きていくかを考えて、中学生だったお二人は成長されてきました。もちろん大人であった先生も同じように、震災を経験されたことで、いろんなことを考えられ、前に進んでこられたそうです。 震災の被災者という経験をした、今回の3名の講師の方は、今は、それぞれの立場で語り部として、たくさんの人に防災の話を伝える活動(仕事)をされています。 紺野氏は、名古屋から全国の学校やイベントに出かけ、積極的に発信をされています。 菊池氏は、今も釜石に住み、そこからの発信を。また、糸日谷美奈子氏は、千葉から、元教師という視点からの発信をおこない、皆さん、それぞれの経験をもとに、命の大切さを伝えるいう事を行っておられます。 今回の講演の中で、いくつかの大切なキーワードをゲットしてきましたので、皆さんにぜひお伝えしたいと思います。 「ハザードマップ、避難訓練は絶対ではありません。それらをすべて信じるのではなく、どう利用するかを考えましょう。どんなに準備していても、絶対という事はありません。先ずは命を守る事、そして命があれば、他の人を助けることができます。」という言葉はまさにその通りだなと感じました。 私たちが、災害時に命を守るためにそれぞれができることをやっておく必要性を改めて感じました。 防災ニュース全体を表示 お知らせTOPへ戻る