下駄箱の上の素敵なギャラリー 下駄箱の上は、お気に入りの置物を飾るには最適のスペースです。このスペースを使った小さなギャラリーから素敵な民芸作品をを毎月30日にご紹介いたします。 2025/02/28 「大内人形」 「大内人形」は、山口県特産の伝統工芸品。 まるいお顔に、細いたれ目とおちょぼ口。 大内塗りの技法を使い作られた「大内人形」のお雛様。 癒し系のお顔で、見ているだけで、やさしい気持ちになれる雛人形です。 大内というのは室町時代に中国地方で栄華を誇った大名の名前。 大内氏は京都にあこがれを持ち、漆職人を京都から呼び寄せ、豪華絢爛な大内塗が誕生します。大内塗りの漆器は、朝鮮や明へ輸出され、日本の代表文化の一つでもありました。 9代目当主が、京都から迎えた花嫁をなぐさめるために、大内人形がつくられたのが起源だそうで、一対の大内人形は夫婦円満の象徴として、今も親しまれています。 記事一覧を見る