下駄箱の上の素敵なギャラリー 下駄箱の上は、お気に入りの置物を飾るには最適のスペースです。このスペースを使った小さなギャラリーから素敵な民芸作品をを毎月30日にご紹介いたします。 2025/05/28 「南部鉄瓶」 南部鉄器とは、岩手県盛岡市、水沢市周辺で作られている伝統工芸品。 1975年に通商産業大臣より指定を受け、2021年時点で72名の伝統工芸士がいます。鋳物職人はどんどん数が減り続けています。 鋳物は木型を作り、砂型を作り、模様を鋳型につけ1200度で焼きます。鉄を1500度で溶かし、型に注ぎ込み、冷めたら型から外してまた800度で焼くといった風に、100を越える手作りの工程を経て、南部鉄器は出来上がります。 南部鉄器の代表ともいわれる「南部鉄瓶」は、形、デザイン性に優れ、また表面に施された模様(ぶつぶつしたアラレ、縁起物をモチーフにした物など様々です)は、日常使いのものというよりは、芸術品と言っても過言ではありません。 400年程前から受け継がれてきた職人の技からできる「南部鉄瓶」。 大切にしていきたいですね。 記事一覧を見る