ホッと一息 しませんか

岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。

▼ 第155話「拍手を三つで笑いを貰う」

お笑い芸での訪問は、ミッキーマウスの大きな手袋をはめて「拍手を三つ」から入ります。
ミッキーマウスの大きな手袋は後方からも手の動きが見えるので、意識と目がこちらに向きます。
私:「拍手を三つ」と言いながら、ミッキーマウスの手袋をした私が拍手を三回します
お客さん: 皆さんも私に合わせて拍手を三回してくれます
私:「男の人だけ」と言いながらまた、私が拍手を三回。
お客さん:男の人だけでなく、女の人もつられて拍手をする人が必ず出ます
私:すかさず「男の人だけ」
お客さん:つられて手を叩いた女の人は恥ずかしそうです。笑いがこぼれます。
私:更に追い打ちをかけて「きれいな人だけ」
お客さん:手を叩く人は必ずいて… 隣の人を見たり、手を口元に持っていったり…
私:続けて「二十歳の人だけ」
お客さん:ここでもやっぱり手を叩く人はいて…
     つられて叩いてしまった方は、少し恥ずかしそうに笑っていたり…
こんなお客さんとの掛け合いの後、腹話術や足芸などに進んでいきます。
「拍手を三つ」はお客さんの気持ちを一つにするための、なくてはならないつかみの芸です。

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