ホッと一息 しませんか

岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。

▼ 第89話 「50年前の消防あれこれ」 その3   

50年前の消防出張所。
5人の隊員での24時間勤務。一緒に食事をとり、出張所でお風呂に入り、順番で仮眠をとりながらの勤務でした。
新人の私は、最初はカレーも作れませんでしたが、その都度、材料、作り方をノートに書きため、一年後には、10種類ほどの男の料理集ができました。
お風呂を沸かすのも、新人の役目。薪でお風呂を沸かしますが、小学生の頃の経験が役に立ちました。先輩から順番に入り、その間は風呂番で、「お~い、沸かしてくれ」と言われれば、薪を入れます。
出張所には、テレビもなく、仮眠時間までは、先輩たちと話をしたり、トランプなどをしたこともありました。当時はパソコンも、ファックスもなく、電話が主な通信手段。書類をオートバイで本署まで届けに何度も行きました。
今では考えられない50年前の消防出張所での風景です。時間がゆっくり流れていました。

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