ホッと一息 しませんか
岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。
▼ 第90話 「50年前の消防あれこれ」 その4

50年前の消防出張所。私が勤務していた出張所の近くには養鰻池がたくさんあり、養鰻業をしておられる方が、時々ウナギの差し入れをしてくださいました。
生きたままのうなぎを、一人一本。
出張所での夕食は隊員が作るようになっていたので、ウナギの差し入れの日は、なかなかのものでした。生きたままのウナギを、料理用の酒がはいった鍋に入れ、ウナギを酔っ払いの状態にして、動きを鈍らせてから、まな板に載せて、包丁で開きます。
出張所の裏には、ウナギを焼くための「かまど」も作ってありました。
ウナギのたれも、もちろん手作り。みりんと醤油の自家製たれです。
ウナギのたれをつけながら、うちわでパタパタあおぎ、ウナギのにおいを周囲に漂わせながら焼きました。今では考えられない昭和の出張所での思い出です。
時間が、ゆっくり流れていた時代でした。
生きたままのうなぎを、一人一本。
出張所での夕食は隊員が作るようになっていたので、ウナギの差し入れの日は、なかなかのものでした。生きたままのウナギを、料理用の酒がはいった鍋に入れ、ウナギを酔っ払いの状態にして、動きを鈍らせてから、まな板に載せて、包丁で開きます。
出張所の裏には、ウナギを焼くための「かまど」も作ってありました。
ウナギのたれも、もちろん手作り。みりんと醤油の自家製たれです。
ウナギのたれをつけながら、うちわでパタパタあおぎ、ウナギのにおいを周囲に漂わせながら焼きました。今では考えられない昭和の出張所での思い出です。
時間が、ゆっくり流れていた時代でした。