ホッと一息 しませんか

▼ 第107話 「感動のナレーション」

先日、和合町寿和会のサロン活動にお招きを頂き、私は、「腹話術」「お笑い小話」「足芸」を披露させていただきました。
さて、ホッと一息でもご紹介させていだたいておりますが、私は、ライフワークとして、あちらこちらに施設訪問に伺っています。
足芸は私の十八番。右足にオカメの面、左足にひょっとこの面をつけ仰向けになり、曲に合わせて踊るという芸です。
準備が整い、いざという場面でナレーションが入り、盛り上がった状態で、曲が始まります。
「…この船に乗って、向こう岸にわたってしまえば、もう帰ってくることはない。だって、みんな捨ててしまうことにしたんだもの。これが定めというものでしょうか。…二人の影が消えていきます。矢切の渡し、どうぞご覧ください」
私は、100回以上この「矢切の渡し」を披露していますが、感情のこもった、こんな素晴らしいナレーションに送られての披露は初めてでした。
この日の朝、ほんの数分前に寿和会の方で誰かこのナレーションをお願いしますと、カンペをお渡ししただけで、このクオリティー。足芸の準備をして、舞台上で天井を向いて寝転んでいる私は感動し、いつもにも増して力が湧き出て、しっかり踊ることができました。
踊り終わった後、思わず舞台上からお礼を申し上げる前に、「明日から一緒に施設訪問、地方巡業いたしましょう」と言ってしまいました。素敵な寿和会での出来事でした。
すばらしいナレーションをありがとう神谷すみ子さん!!

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