ホッと一息 しませんか

▼ 第110話 「高齢者サロンにて、ごちそうさま」

中区のある地域の高齢者クラブでは毎月一回会館に集まり講師を招いて工作をしたり、健康の話を聞いたりという、サロン活動を行っています。
このクラブからの要請を受け、今回は、手品を披露する女性と、私の2人が伺いました。
9時に開館に到着すると、エプロンをかけ、頭に手ぬぐいの頭巾をした3名の男性(50~70代くらい)から声をかけられました。
「お昼ごはん、お好み焼きとみそ汁を食べて帰ってね」
「いただきます」と即、返事。
クラブ員20名を前に手品や、お笑い芸を約1時間披露した後、会員全員でテーブルや椅子を並べ替え、昼食タイムに。
先ほど声をかけてくださった男性3人がひとりひとりの前に、お好み焼きとみそ汁と、小皿に載った二口サイズのメロンを配膳してくださった。
「いただきます」の声で、お好み焼きを一口。
「うまい!!」キャベツ大きめ、お肉も大きめ。まさに男の料理です。
サロン活動に集まった後で男の料理人の作った昼食をみんなで食べ、楽しい時間を過ごせるという高齢者クラブ。素敵な居場所の作り方だなと思いました。ごちそうさまでした。

全記事アーカイブはこちらから