ホッと一息 しませんか

▼ 第116話 「夢太郎さん」

先日、天竜区春野町にて「はるのふれあい歌謡祭」が開催され、128名の方々が、歌や踊りを披露しました。(私も、十八番の「足芸」で参加しました)
司会は「夢太郎さん」。
歌う順番が来て、歌い手が舞台袖から舞台中央まで歩き、歌い始めるまでの約20秒で「夢太郎さん」がナレーションを行います。素晴らしい表現力によるナレーションで、お客さんは一層歌に引き込まれます。
歌謡祭が終わって控室にて「夢太郎さん」とお話する機会があり、「一人ひとり、メモを見ないでナレーションしていたのですか?」と質問すると、「そのとおりです」とのお返事。
「あらかじめ全員の歌う歌詞を調べて、この曲は何を伝えたいのかを考えナレーションを書き、それを必死で覚えて司会に臨む。だからこそいろんな司会にもお声かけ頂けるのだと思います」とのこと。「夢太郎さん」は有名な歌手の司会もされているとか。
「人と同じことをしていてはお呼びがかからない」と汗だくで着替えながら話してくださった84歳の「夢太郎さん」、そのプロ意識に感動した一日でした。


※「けんジイさんの山だよりブログ」 より引用

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