ホッと一息 しませんか

岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。

▼ 第134話「91歳、手縫いで雑巾20000枚」   

磐田市に住む知人宅で、座って縫物をしているご高齢のご婦人の写真を見つけました。
聞くと、知人のお母様で、81歳から91歳までの約10年間にわたり、雑巾を作り続け、その数は20000枚。多い時には1日10枚。手縫いの雑巾は、絞った時に柔らかくて使い易く、お寺、保育園、幼稚園、高齢者施設等へ50枚ずつ袋に入れてプレゼント。また、近所の人のお孫さんが貰いに来て、学校にもっていったこともあったそうです。
雑巾の生地は、自宅近くのお店で購入しており、毎月約10000円と更に糸代もかかったそうです。お母様は「今できることで、人様のお役に立ちたい」と言って、雑巾作りを始めたとのことです。改めて、写真を拝見すると、膝に雑巾を置きながら縫っておられ、その顔はふっくらして優しそうでした。

全記事アーカイブはこちらから