ホッと一息 しませんか

岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。

▼ 第159話「脚気の点検」   

施設訪問で行う「足芸」
何度もご紹介している通り、「足芸」は両足にお面をつけて逆さまになって踊る芸です。
この芸では、披露の前、踊る前に靴下を脱ぎ、お面を足につける準備をするところから皆さんに見ていただきます。準備の途中、お客様は、私の足に注目です。
その時に行うのが「脚気の点検」
膝のくぼみのところを叩き、足が自然に跳ね上がるかどうかを見る検査方法です。
膝の下を数回叩き、わざと膝から下をピーンとはね上げます。これを2、3回。私が、「皆さん昔は脚気の点検をやりましたね」というと、「やったやった」「懐かしいね」と笑顔でこたえてくれます。というのは団塊の世代以上の方。
若者に聞いても「何をやってるの?」「脚気って何?」とそっけない反応です。
私は団塊の世代。脚気の点検が懐かしい世代です。

脚気:脚気(かっけ)とはビタミンB1が不足することで発症する病気で、現在では少なくなりました。膝蓋腱反射という膝をハンマーでたたく検査を昔は行いましたが、最近は血液検査でビタミンB1の値を調べます。

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