ホッと一息 しませんか

▼ 第33話 「思い出の面接試験」   

高校3年生の秋、浜松市内のある会社の就職試験。何を聞かれるのかとドキドキしながら受けた、1対1の面接。試験官の顔はもう覚えていませんが、この時聞かれた質問はしっかり今も覚えています。
「あなたは、筋トレが趣味だそうですね。ここの筋肉はなんと言う筋肉ですか?」
そういう質問なら完璧。結果は合格。無事就職と相成りました。
それから年月が過ぎて...
娘の高校受験の2次試験は親が同席の面接試験でした。順番を待っている間、あちらこちらからいろんな声が聞こえてきました。
面接を終えてホッとした顔で出てきた母・娘。
「もうお母さん、あんなこと言って...」小声でもめている親子も。
「お父さん、言葉に気をつけてよ」と娘に言われながら、いよいよ面接。
娘には、たくさんの質問があり、さて次は自分だ、と構えていると、「はい、これで終わりです」
なんと私にはひとつの質問もありませんでした。いろいろ準備万端整えてきたのに...
でも、きっとこの時の娘の気持ちこそ、ホッと一息だったのでしょう。

▼ 第34話 「面接にまつわる都市伝説」   

昭和の時代、三船敏郎の「男は黙ってサッポロビール」というCMが放映されていました。ある男子学生はサッポロビールの入社試験を受け面接試験の時、質問に対して無言のままで何も答えませんでした。怒った面接官が「どうしてずっと黙っているんだ」と聞くと、男子学生は「男は黙ってサッポロビール」と一言。この発言で男子学生は内定をもらったそうです。


日産自動車の面接で「GNPとは?」、と聞かれた学生は「国民総生産」という言葉が出てこず、とっさに「グッド(G)、日産(N)、パルサー(P)」と答えました。やってしまった... 不合格だと思っていたところ、後日内定通知が届いたそうです。

森永製菓の面接を受けに行って、面接官に「コマーシャルソングを歌ってください」と言われ、その学生は「チョッコレート、チョッコレート、チョコレートは...」で気が付いて、「モリナガ」と変えて歌ったそうです。結果は合格だったとか。

航空会社の入社試験を受けたエピソードです。その学生は両腕をひろげ、「キーン」と言いながら旅客機の真似をして、面接会場に入室しました。「着陸許可を願います」と叫ぶ学生に面接官は「そのまま旋回しなさい」と冷静に返し、学生は両腕を広げたまま退室して行ったそうです。

全記事アーカイブはこちらから