ホッと一息 しませんか

▼ 第36話 「イグノーベル賞」   

秋になりノーベル賞が話題ですが、ノーベル賞とは別にイグノーベル賞があるのをご存知ですか。
イグノーベル賞は1991年、面白いが埋もれた研究業績を広め、並外れた想像力を称賛し、科学、機械、テクノロジーへの関心を刺激するために始まりました。
毎年秋に人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績や風変わりな研究、社会的事件などを起こした10の個人やグループに、時には笑いと賞賛を時には皮肉を込めて授与されます。(ウイキペディアより)
今回は、そのなかから、抜粋してご紹介したいと思います。
・1992年 医学賞・・・「 自分の足が臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人の足は臭くない」という研究に対して。
・2001年 公衆衛生賞・・・「思春期の少年にとって鼻をほじくることは普通の行動である」という医学的な発見について。
・2004年 公衆衛生賞・・・「床に落ちた食べ物を食べても安全かどうか(5秒ルール)」の研究に対して。
・2007年 経済学賞・・・「銀行強盗に網を落として捕まえる装置」の設置に対して。
・2008年 生物学賞・・・「犬に寄生するノミは猫に寄生するノミより高く飛ぶことができる」ことの発見に対して。
・2009年 獣医学賞・・・「名前を付けられた牛は名前なしの牛よりもたくさんの牛乳を出す」ことを示したことに対して。
・2016年 知覚賞・・・「前かがみになって股の間から後ろ後方方向の物を見ると実際より小さく見える」ことを調査したことに対して。(股のぞき効果)
・2016年 医学賞・・・「体の左側がかゆいとき、鏡を見て右側をかくと、かゆみが治まる」ことを発見したことに対して。

そんなことが研究テーマになるんだ…とその発想のすごさに感心してしまいますね。
今年も日本人が受賞し、日本人の受賞は15年連続となりました。
「歩きスマホは集団全体の歩行速度を遅くすることを実験で突き止めた」ことに対し、動力学賞が贈られたそうです。

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