ホッと一息 しませんか

▼ 第43話 「鯛の鯛」

鯛は、お正月や、お食い初めや、結婚式などの、おめでたい行事の時には欠かせない食材です。
鯛の鯛? 何の事?と、思われる方も多いかもしれません、
鯛の鯛とは、鯛の胸びれとえらの間付近にある骨のことをいいます。
この骨は、肩甲骨と、烏口骨が繋がったもので、胸びれを動かすときにつかう骨です。
鯛の鯛という呼び名は、その形が、鯛そのものに似ているからと、つけられたそうです。
江戸時代には、鯛中鯛と呼ばれ、魔除けのお守りや、福を呼ぶ縁起物として重宝され、最近では金運のお守りとして、親しまれています。
最近は、骨のないお魚が多いですが、機会があれば鯛の鯛をさがしながら、じっくりお魚を味わってみてはいかがでしょうか?探したらすぐに出てくると思っているあなた。実は、これがなかなか見つからない。それは、あなたの運次第です。ぜひお試しあれ。
私は、5個持っています。(自慢 (笑))

写真:ウェザーニュースより引用

鯛の鯛の取り出し方
調理は、焼くよりは、煮てください(ただし、煮すぎに注意)
胸ひれの付け根のところを慎重にゆっくりほぐしていってください。
取り出した後も、大変もろく繊細なので、注意して扱ってください。

ちなみに、鯛以外の魚でもこの骨の形は鯛に似ているので、ホッケの鯛の鯛とか、カンパチの鯛の鯛とか、鯵の鯛の鯛とか、もあります。

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