ホッと一息 しませんか

▼ 第57話「バルーンリリースと環境風船」   

記念式典などで風船を大空高く飛ばすバルーンリリース。
空にたくさんのカラフルな風船が飛んでいく様子は、とても華やかで、美しいものです。
飛んで行った風船はどうなるのでしょうか?
飛ばされた風船の5~10%が原型をとどめたまま、地上や海に落ち、また、天高く上がっていった風船は、地上8000メートルまで登り、凍って破裂して、破片となって地上に落ちるというレポートが報告されています。
ゴム風船は、実はエコで土に還ると言われています。しかし、ゴム風船の劣化には地上では6か月、海水で分解されるには1年もかかるそうです。分解されるまでの間に野生生物が餌と間違えて呑み込み、死亡するという報告があちこちでされています。
特にウミガメの被害を多く聞きます。ウミガメは、もともとクラゲを餌にしています。海に落ちて塩分を含んだ海水と反応して透明になった風船は、フワフワとクラゲのように海の中を漂い、ウミガメは、餌と間違えて食べてしまうそうです。そして、胃袋につまり、やがては死んでしまいます。クジラや鳥たちの胃袋からも、風船は見つかっています。
そこで最近は、水に溶ける和紙で作った風船や、太陽光で分解される風船など、環境に配慮した環境風船が開発され、また、飛ばすときの紐や、風船の留め具にも紙などの素材が使われるようになっています。

このような環境風船を使ったバルーンリリースが主流の中、私も一つ考えてみました。長いロープに風船を縛り、半月状の風船のアーチをつくり飛んでいかないようにして式典を盛り上げるというのはいかがでしょうか?飛ばさないでいかに美しく見せるか。

様々な形での環境問題が昨今、言われています。難しいことはわからなくても、マイバッグを持ち歩き、レジ袋をもらわないことで、ウミガメを助けることができます。今日から、あなたも協力してください。

今日のおまけ・・・ホッと小話

今日、市役所に書類を提出に行った受付で、しゃちほこはダメです。と言われたので
また、明日行かなきゃならないと、妻が言う。
ん?? しゃちほこ??? それを言うならシャチハタでしょ!!!


妻とちょっとしたけんかになって
「なぜ、おいらと結婚したんだ?」
と言ったら 「遠くにお嫁に行くのがめんどくさかったから」
と言われた。 めんどくさいという言葉に引っかかって、その後の反論ができなかった。



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