ホッと一息 しませんか

▼ 第73話「二宮金次郎が読んでいる本は?」   

二宮金次郎は、江戸時代の終わり頃、貧しい農民から勉強をして武士になった人です。
薪を背負い、本を読みながら歩く像を見たら、誰でも二宮金次郎と認識できるほど有名です。忠孝、勤勉の象徴としてこの像は全国に広まったそうです。
作家の半藤一利さんは小学校6年生の時、親から「二宮金次郎はすごい人だ。それに比べてお前はなんだ」と説教され、そんな立派な金次郎は一体何を読んでいるのだろう思い、金次郎の像によじ登ってその本をのぞき込むと、やはり「忠孝」とかかれていたそうです。
その後、あちらこちらで金次郎の銅像を見て回ると、その本には「忠孝」のほかに「論語」や「教育勅語」が書かれていたり、中には何も書かれていないものもあったそうです。
私も、思い立って先日、西区の旧尋常小学校にある金次郎の像を見に行ってきました。
こちらの像は、銅像ではなくコンクリート製で、かなり風化しており、残念ながら本に書かれた文字は読めませんでした。
最近は、各地の小学校に多く建てられていた二宮金次郎像は、撤去され、減りつつあります。
歩きながらの読書は交通安全上問題あり、現代の教育方針に合わないということが理由のひとつだそうです。ちなみに、最近は 、歩きスマホの危険性も受けて、座像の二宮金次郎の像がお目見えしたとか。
私の中では、金次郎さん腰を下ろしてホッと一息しませんか?
ということでの座像ということにしていただければ… お後がよろしいようで… (笑)

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