ホッと一息 しませんか

岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。

▼ 第76話 「赤とんぼ」   

夕焼けの空の下で舞う「赤とんぼ」。
秋になると「赤とんぼ」がたくさん見られます。
指を立てて「赤とんぼ」が指先に止まると嬉しかったのを思い出します。
小学校の頃、おばあさんに「赤とんぼはなぜ赤いの?」と聞いたことがあります。
おばあさんは、「最初から赤かった訳じゃないの。山へ行って帰ってくると赤くなるんだよ。」
「山も自分も赤く染めてからかえってくるんだよ」と教えてくれました。
平地では赤くなくて、山の中に入って、山が色づく頃(紅葉の季節)になると里にもどってくるというお婆さんの話、今も夕焼けの空の下で舞う、赤とんぼを見かけるたびに、おばあさんの声と一緒によみがえってきます。

全記事アーカイブはこちらから