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2023/08/26

  「認知症の新薬」

• ８月２１日厚生労働省の部会で認知症の新薬「レカネマブ」が承認されました。
  この新薬はアルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドベータ」の小さな塊に作用する薬で、認知機能の低下を抑え、進行を遅らせることができるそうです。
  そもそも「アミロイドベータ」という物質は脳で作られるたんぱく質で、健康な人の脳にもあり、通常は脳のゴミとして短時間で排出されるのですが、これが排出されず蓄積され、くっついて塊を作り、神経細胞に影響を与え、アルツハイマー型認知症の原因となっているということがわかっています。
  この蓄積された「アミロイドベータ」を除去し、うまく排出する薬が、「レカネマブ」です。
  今後、厚生労働省が正式に承認し、国内での生産、販売、使用ができるようになります。
  お薬の値段はかなりお高いらしく、今後の薬価算定にも注目が集まっています。
  「レカネマブ」の対象者は、アルツハイマー型認知症の初期の方、軽度の方。
  
  もし、今後、「アミロイドベータ」の研究が進み、このたんぱく質の生成を抑えたり、蓄積が起こらないようにする予防薬が開発されたなら、不老長寿のお薬のように、みんなが手に入れたい薬になり、ビタミン剤のように服用する時代が来るのかもしれませんね。
  
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