今話題の... 最近、巷で話題になっている情報についてのコラムを掲載いたします。 2023/10/18 「湖西で栽培されたバナナ」 湖西市利木。浜名湖のほとりの山あいに建てられたビニールハウスの中でバナナが栽培されている。オーナーは、浜松市の篠原建設社長の榊原夏雄氏。本業は建設業なのだが、気骨のある社長さんは、以前から、学校や社会に馴染めない子供たちを預かって職場体験をしてもらうことで、子ども達の自立のための場を提供する事業を行ってきたそうだ。しかし、近年は、建設業に抵抗のある子どもも多く、分野を農業にも広げようと、スタートしたのが湖西でのバナナの栽培。冬は、建設業で出た廃材を燃やしてビニールハウスの中を20度~25度にキープ。完全無農薬で栽培しているバナナは、現在主に流通している品種ではなく、台湾バナナ。皮が薄く、味は甘くねっとりした食感。栽培を始めて今年の6月に初収穫を迎え、そのバナナを使ったジェラートを自社経営の「r café」で販売しています。 農園を任されている農園長さんの生き生きした笑顔と、自分でいつ肥料をあげるとかを、バナナの様子を見ながら考えて栽培していますという説明を聞きながら、すてきなお仕事についておられるなと感じました。(生き物相手のお仕事、実際はそんな簡単じゃないのかもしれませんが。)そんな愛情をもって、しっかり育て上げた湖西の国産バナナ。濃厚な味のバナナジェラートは本当に美味しかったです。 バナナの実のなり方 先ず大きな赤紫の苞葉ができる 苞葉1枚の中にバナナの花の蕾が2列に並んでいます(これが一房) 苞葉は次々にめくれていき、徐々に下がっていきます(どんどん下に房が増える) 最初は下を向いているけれどバナナはだんだん上向きに反っていきます 下の方のバナナはあまりおいしくないのであるところで苞葉を切ってしまいます。 バナナは、一回しか実をつけないので収穫後、根元から切ってしまいます バナナは、芋なので、切った脇から新しい芽(吸芽)が出てきます。(里芋を想像してください) 記事一覧を見る