今話題の... 最近、巷で話題になっている情報についてのコラムを掲載いたします。 2024/09/04 「気象観測」 この夏の猛暑では「最高気温が」、台風の時には「降水量が何ミリです」というニュースを何度も耳にしました。さて、皆さんはこれらをどこで、どのようにして観測しているのかご存じでしょうか? 気象観測という言葉から、百葉箱を思い出された方もおられるでしょう。 百葉箱は昭和30年代には全国の小学校にも理科教育の一環として設置され、学校でも、気温等の測定が行われていました。もちろんその頃は、気象台や測候所でも同様にこの百葉箱が設置されていました。しかし、1993年以降百葉箱による気温の測定は廃止されました。 気象台の下部組織である測候所は、かつては有人で観測を行っていましたが、技術の高度化により無人、自動測定が可能となったことを受け、特別地域気象観測所となりました。 私たちがよく耳にするアメダスは地域気象観測システム(Automated Meteorological Data Acquisition System)の略で、国内1300か所の気象観測所で無人で降水量、気温、日照時間、風向、風速を観測し、そのデータは即時に気象庁に自動的に送られ、解析後全国に配信されています。 静岡県には23か所のアメダスがあり、浜松では高丘東一丁目に特別地域気象観測所があります。お近くを通った際は、「ここで、浜松の最高気温って測定されているんだな…」と思って、観測所の塔を見上げてみてください。 Google Mapsより Google Mapsより 気象庁HPより 記事一覧を見る