和合町HPニュース 「人はどう老いるのか」 作者:久坂部羊 出版社:講談社 10/09 2024 「人はどう老いるのか」 著者は、作家であり、お医者様でもある久坂部羊さん。 多くの高齢者に接してきた著者が、見てきた実際の経験から、「老い」について書かれた本です。「老い」はすべての人に必ずやってきます。そして、寿命が延びただけ、様々な問題が出てくるのは当然の事です。目が見えにくくなり、耳が遠くなり、物忘れが酷くなり、 ことばが出てこなくなる。力もなくなり、よろよろするようになる。これは誰もがおこる事です。体も脳も老いるというのはそういう事。久坂部先生は、「老い」の現実を正しく認識し、受け入れる事が大事だとおっしゃっています。 5人に1人は認知症になる時代だと言われていますが、これも同じことで、認知症を否定せず受け入れることが大切で、認知症になったからと言って治したいとか、これ以上悪くしないようにという思いが介護の失敗に繋がるとおしゃっています。 この本のサブタイトルにもある楽な老い方、苦しむ老い方。 楽な老い方ができるように、自然に老いを受け入れられるようにというおすすめの本です。 お知らせTOPへ戻る