和合町HPニュース 「てぶくろをかいに」 作:新見南吉 01/31 2025 寒い日が続きます。 外出時には、マフラーと手袋が欠かせません。 手袋というと、子どもの時に読んだ、新見南吉の「てぶくろをかいに」というお話を思い出します。 お母さんのキツネは冬のある日、雪遊びをして手が冷たいという子供のキツネに、手袋を買ってあげようとおもいますが、かつて人間に怖い目にあわされたことを思い出して、町に行けません。そこで、子ギツネを一人で町に行かせることにします。 人間にキツネだと悟られないように、子ギツネの手を片方だけ、人間の手にして、お店に行ったらそちらの方の手を出しなさいと言い聞かせます。 子ギツネは、買い物をするとき、ドキドキして、キツネの手の方を出してしまいます。 しかし、お店屋さんは子ギツネが間違ったにもかかわらず、手袋を売ってくれました。 子ぎつねは、人間は怖くなかったよと帰ってきて言います。 ものがたりの最後「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」とつぶやきました。というお母さんキツネの言葉で終わります。 子どものときは、子どものキツネの気持ちで読んだ「てぶくろをかいに」。大人になって、読むと、いろんなことが見えてきます…。 お知らせTOPへ戻る