季節 だより ホームページ事務局より季節を感じる言葉、俳句、歌などちょっとしたコラムをお届けします。 2023/12/31 「除夜の鐘」 大晦日にお寺では108回、鐘をつきます。これには、人間が持つ108個の煩悩を一つ鐘が鳴るごとに一つ消して、来年は幸せな年が過ごせるようにという願いが込められています。 煩悩とは、人間の心身を悩まし、迷わせるもので、生きていくのに苦しみの原因となるものです。煩悩は、欲望、要求、妄念、妄執のことです。 本来は修行をすることで煩悩を乗り越えることができるとされていますが、大みそかの除夜の鐘の音を聞くことで修業を積んでない人も煩悩をコントロールする力が授かることができるそうです。 静寂の中で聞こえてくる除夜の鐘をききながら、自分の中にある煩悩を消し去り、清らかな気持ちで新年を迎えたいものですね。 記事一覧を見る