季節 だより ホームページ事務局より季節を感じる言葉、俳句、歌などちょっとしたコラムをお届けします。 2024/01/07 「七草粥」 1月7日は「人日(じんじつ)の節句」。 この日に七草粥を食べることで、邪気を祓い、万病を除くとされています。 君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣でに 雪は降りつつ 光孝天皇 という百人一首の中の句がありますが、ここでいう若菜は春の七草の事です。 お正月の頃、(旧正月の2月頃)、雪が降る中を光孝天皇が、大切な人のために七草を摘む様子を思い浮かべてしまいます。このころから、新春に若菜を食べると長生きすると信じられていたそうです。現代では、若菜を摘みにいかなくても、スーパーで七草粥セットというものが売られていますので、簡単に七草粥が食べられます。健康を祈り、病気にならないようにという気持ちは時代が変わっても同じです。 春の七草…せり、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ ※ここでいうホトケノザは、お散歩中に見かける紫色の花をつけるものとは別物で、「コオニタビラコ」という名前の黄色い花をつけるものだそうです。 散歩中に見つけたホトケノザ 記事一覧を見る