季節 だより ホームページ事務局より季節を感じる言葉、俳句、歌などちょっとしたコラムをお届けします。 2024/03/08 「蕗の姑(ふきのしゅうとめ)・蕗の爺(ふきのじい)」 お散歩途中に蕗の花が咲いているのを見つけました。 蕗の花の蕾のことを「蕗の薹(ふきのとう)」と言います。 食べごろは、土から顔を出した頃。 花が咲いてしまってからでは、食べるには少し遅すぎだそうです。 このような状態のことを「薹がたつ(とうがたつ)」と言いますが、年頃を過ぎた女性に対しても同じ言葉を使うことがあります。(ちょっと失礼!!) また、薹のたった蕗の薹のことを「蕗の姑(ふきのしゅうとめ)」とか「蕗の爺(ふきのじい)」と言うそうです。なんだか、時期が過ぎてしまったものは…と言った印象を受けますが、食べられることなく生き残ったからこそ、こんなに可愛い花を咲かせることができたのだからと考えると、薹がたつのも、年齢を重ねるのも自然の摂理。 「蕗の姑」も「蕗の爺」もなんだか素敵な言葉に聞こえてきます。 4部で見つけた蕗の爺 記事一覧を見る