季節 だより ホームページ事務局より季節を感じる言葉、俳句、歌などちょっとしたコラムをお届けします。 2024/03/30 「天神人形」 菅原道真は平安時代の学者で、政治家。幼いころから優秀で若くして右大臣にまで出世します。しかし、最終的には左大臣の策略で、左遷され大宰府に流され、都に帰ることを望みながらそこで亡くなります。道真が亡くなった後、都では災害等が多発したことから、道真の怨霊を鎮めるとして、祈りをささげたのが天神信仰の始まりとされています。 その後、各地に天満宮ができ、天神信仰が広まり、学問の神さまとして今に至っています。 「天神人形」は菅原道真を象った人形で、男の子が誕生した時に天神様のように賢く健やかに育つようにとの願いを込めて飾ります。このような、初節句を祝う風習は出雲地方、静岡の志太榛原地方、秋田などの地区で昔から行われてきました。4部Oさんのお宅に飾られていた岡山県津山のかご天神。赤い衣装を着た上品なお顔の天神さまですね。 記事一覧を見る