季節 だより

2025/05/16

  「豆腐」

• 冷奴が美味しい季節になってきました。
  昔は、近くにお豆腐屋さんというのがあって、私が子どもの頃は、お鍋をもって豆腐屋さんにお遣いに行ったこともあったし、ラッパを吹きながら豆腐屋さんが売りに来た時代がありました。　（歳がばれてしまう…笑）
  さて、豆腐ですが、最近はプラスチックに入った絹ごし豆腐のような食感の豆腐が主流になってきています。この豆腐は充填豆腐と言って、製品パッケージのまま加熱凝固させるので、衛生的で日持ちがします。
  昔ながらの作り方で豆乳に凝固剤（にがり）をくわえ、木の箱（型）に木綿の布を引いたところに流し込み圧搾して水を抜いて作るのが木綿豆腐。
  木綿豆腐より濃い豆乳を凝固剤で固め、絹ごし用の木箱に流しいれて作るのが絹ごし豆腐。型に入れずにそのまま容器に入れたものがおぼろ豆腐。
  木綿豆腐を冷凍し、脱水させて物が高野豆腐。
  他にもいろんな豆腐がありますが、あなたはどのお豆腐が好きですか？
  物価高の昨今、スーパ―でついついお安い豆腐を手にしてしまいがちですが、原料の大豆にこだわった豆腐、凝固剤にこだわった豆腐、水にこだわった豆腐、また、昔ながらの職人さんが作るお豆腐とたくさん並んでいます。そして、それらのこだわりの豆腐は、やはり美味しく、お高くても十分価値のあるものだと感じます。
  
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