季節 だより ホームページ事務局より季節を感じる言葉、俳句、歌などちょっとしたコラムをお届けします。 2025/06/19 「梅雨の晴れ間」 「梅雨の晴れ間」と同じ意味を持つのが「五月晴れ」という言葉。 梅雨のことを「五月雨」というのは、旧暦の5月(現在の6月)に降り続く雨だから。 よって、「梅雨の晴れ間」と「五月晴れ」は同じという事になります。 しかし、現代では、5月の清々しい晴れのことを「五月晴れ」と認識している人が殆どです。 運動会の挨拶で校長先生が「今日は五月晴れのいいお天気に恵まれて…」といったご挨拶をされた場面を覚えています。 言葉の使い方は、時代によって変わってくるということですが、俳句の世界での季語は変わりません。「五月晴れ」は、実は、爽やかな晴れではなく、これからやって来る炎暑を思わせる晴れなのです。 このところの「梅雨の晴れ間」は、まさにそんな感じの暑さです。 本格的な夏の到来の前に、暑さに参っている今日この頃です。 記事一覧を見る