季節 だより ホームページ事務局より季節を感じる言葉、俳句、歌などちょっとしたコラムをお届けします。 2025/07/21 「蝉時雨」 「閑さや岩にしみいる蝉の声」 松尾芭蕉 松尾芭蕉が、46歳の春から約5か月かけて、江戸を出発し東北から北陸への旅を記したのが有名な奥の細道。そして、途中、山形県の立石寺に参詣した時に詠んだ一句がこの句です。 深い森の静けさの中で、蝉時雨が響き渡っている風景が浮かんできます。 蝉時雨をうるさい音だととらえず、岩にしみいるような音だなと捉えた松尾芭蕉。 彼は、何を考え、どんなことを思って、旅を続けていたのでしょうか。 「月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり」という有名なフレーズからも想像できるように、きっと、松尾芭蕉という人は、人生を考えながら旅をつづけていたのかな? と想像してしまいます。 蝉時雨を、そんな境地で聞きながら人生を考えるには、まだまだ修行が足りません…。(汗) 記事一覧を見る