今月の詩 4部にお住いの酔芙蓉さん(鈴木和子さん)の詩のコーナーです。酔芙蓉さんは、静岡県詩人会に属され、同人誌「遠州灘」・「詩季」を発行。浜松「私の詩」コンクールを主宰されています。毎月17日、酔芙蓉さんの詩集「亡国の蝶」から掲載いたします。 2026/05/17 「金色の魚にのって」 作:酔芙蓉 クレーの画集を見て眠った夜 金色の魚がやってきて さあ 一緒に行きましょう と言った 金色の魚の背にのって 空を駆ける 魚は鰭を翼のように羽ばたかせ 空を泳いで行った 金色の満月を越え 金色の星々の中 どこまでも進んでいく 私も金色に染まる 髪も 体も 目も 気持ちは無色 透き通っている ピカピカ光り 真っすぐに進んでいく 何処へ行くのか 何故行くのか 魚と私 漆黒の空に浮かぶ 月と星々 金色の魚 金色の私 記事一覧を見る