Shining Life (素敵な人生)
和合町で素敵な人生を送っている方にインタビューし、月1回掲載します。
2025/04/10
「ボランテア活動の原点」- 和合町ホームページの「ホッと一息しませんか」また、各種イベント(和合町、他町、その他の団体主催)や、あちらこちらの施設やデイ、放課後児童会などで、いつも楽しい話題と時間を提供中の和合町3部の岩瀬光伸さん。
生まれは愛知県豊川市。5歳の時に浜松に来られ、学生時代を浜松で過ごされます。子供の頃から、走ることが大好きで小学校1年生からはじめたマラソンは現在も続いているそうです。今年2月に開催された森町ロードレース5キロ70歳以上の部で6位入賞。また浜松シティマラソン5キロの部にも出場されています。(浜松シティマラソンは20回以上出場経験有)
さて、学校を卒業後、友人のお兄さん(現役消防士の彼はマッチョでかっこよかった)の話を聞き、自分も消防士になろうと決断。22歳の時です。
消防学校を経て、晴れて消防隊員になり、勤務を重ねる中で、30歳の時、火の用心の襷をつけて、浜名湖1周を歩いてみようと思いつき、実行に移します。非番の日、自分で作った消防のホースで作った襷に火の用心の文字を書き、赤い手袋と鉢巻をつけ、1人で12時間かけて浜名湖を1周しました。これが第1回目の「防火マラソン」となります。
翌年は、この活動に賛同してくれた消防の仲間(赤い自転車で伴走)と2人で浜松中を走り、火の用心を呼びかけました。この時もまだ非番の日の自主活動でした。
この活動があちこちで知られるようになり、消防でも認められ、火災予防週間に年2回定期的に「防火マラソン」が行われるようになります。走りながら途中の幼稚園や、消防出張所などに立ち寄り、イベントを行いながらの(腹話術の消ちゃんと一緒に)啓蒙活動を40歳まで行いました。当時、テレビの取材も受け「あの町この人」という15分の番組も放映されました。このことで「防火マラソン」はいろんな町に広がっていきました。
また、消防関係のイベント(年1~2回)では、お呼びがかかるようになり、いろんな形で市民の皆さんに消防のお話を面白く、楽しく、お伝えしてきました。
自分が蒔いた一粒の種がどんどん広がっていき、イベント等でみなさんが笑顔になってくれること、また声を掛けてもらえることは、嬉しかったし、自分自身の楽しみでもあると気付きました。そして、この頃から、非番の日にボランテイアとして施設や、障がい者施設等を訪問し、足芸、手品、腹話術などを披露するようになります。そして、また、この訪問が口コミ等で広がっていきます。退職後は、年100回程度のペースでボランテイア訪問を行い、昨年は123回、延べで1280回(退職後13年時点で)になりました。
ふりかえってみると、いつも、「人がやってないことをやってみよう」「こんなことやってみると楽しいかな」「どうやったら、みんなが笑顔になれるかな」「こんなことやったらいいかも」という事を考えてきたとおっしゃる岩瀬さん。
そして、そこで思いついたアイデアを実行に移す行動力が、今のボランテイアに繋がっています。人を楽しい気持ちにさせ、笑顔を届けるボランテア訪問。岩瀬さんのあたたかい人柄が、皆さんを惹きつけます。
これからも、たくさんの方々に向けて笑顔の種を撒き続けてくださることでしょう…。
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