Shining Life (素敵な人生)
和合町で素敵な人生を送っている方にインタビューし、月1回掲載します。
2026/03/10
「出合いを大切に」- 8部にお住いの滝下光夫さん87歳。
お生まれは浜松市浅田町。新津、住吉を経て、和合町で住み始めた頃は、周りはまだ茶畑ばかりだったそうです。中学を卒業後、昼間は働き、夜は浜松工業高校に通う勤労学生でした。4年間、職場の先輩、学校の同級生、先生達、とてもいい仲間と環境に恵まれ、たくさんのことを学び充実した日々を過ごされたとおっしゃいます。
定時制高校時代の恩師が、生徒思いの情熱家で、授業が終わった後、何人かの生徒を集め、美術史の講義をしてくださいました。美術という世界に初めて出会えたし、絵筆を持つきっかけになりました。そして、卒業後も先生は私たちを指導してくださいました。「東京の美術展に出展し、銀座で個展を開く位の気持ちで絵を描け」という励ましの言葉を胸に、仲間とともにたくさんの絵を描き、高校卒業と同時に東京都美術館で開催される光陽会の展覧会に出展、更にステップアップをして示現会へと発表の場を移して、現在に至るまで50年以上にわたり、大きな作品を出展し続けてこられました。
さて、高校を卒業後は国家公務員となり、静大工学部で事務のお仕事に就かれます。
そんな中で、今度は静大の先生から、「滝下さん、大学で勉強してみないか」と声をかけられたことがきっかけで、受験。短期大学に入学、電気工学を学び、卒業後は、自動車メーカーの技術職として働かれます。日本の全国各地の代理店に出向き、整備技術の指導と普及のお仕事をされたそうです。また、お客様、代理店、車作りに携わる人、様々な部署の方との関わりを持つ中で、様々な問題に直面しましたが、いい聞き手になることがいい情報を手に入れられることになり、そうすることで解決のヒントが見つかるという事を学んでこられたそうです。後年は仕事を通じて、広く海外の人と交流するようになりました。海外での会議などの担当もされたそうです。常に、自分はまだまだ未熟で、できない事ばかり、教えてもらう事は楽しい、有難うという気持ちで、たくさんの海外の担当者と接してこられました。その中で、仕事だけでなく、夫婦でホームステイする交流に広がった方もおられるそうです。
定年退職後は、自動車技術の専門学校の設立に関わり、以後9年間教員として勤められます。
絵を描く事を長く続けてこられたこと。そして、仕事を通じていい出会いに巡り合えたことに感謝とおっしゃいます。
自然体という事を大切にしてきた。
なくてはならない大切な時間。仲間。家族。
それは、いつも前向きに、謙虚な気持ちで、感謝する気持ちを持ち続けておられる滝下さんだからこそ、その周りには素敵な人が集まって来る。
まだまだ、たくさんの出合いがあり、それが次の人生に繋がっていくことでしょう。
これからも素敵な絵を描き、笑顔でご家族を見守りながら、素敵に人生を楽しんで頂きたいなと思います。

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